灯台の思い出
道を歩いていたら泣きじゃくる幼い子をなだめているお父様らしき二人ぐみとすれ違った。あっ、すれ違ったというと変だな。彼らはそこにいたから。相当何かが嫌だったようで子供は声を枯らして泣いていた。お父さんは必死でなだめていたけれど、おそらく私がその道を通ることを察知してなんとかそこからたちのきたいけれども子供は動かないという状況で困り果てていたに違いない。といった感じでした。あの子は何をそんなに嫌がっていたんだろう。お父さんもわからずに困っていたけど。
そんな親子を見ていたら小学校時代の思い出が蘇ってきた。地元のちょっとした観光地の灯台に登らされた時のこと。螺旋階段を登って行くんだったなあ。高所恐怖症の私にとって、灯台は恐ろしいものだった。今もちょっと寒気がする。お父さんもいたなあ。私は声を出して泣いたなあ。郷愁に捕らえられてちょぴっと涙が滲んできちゃって。泣きながら歩く
心配な人になりながら、教会に出勤しました。怖かったけど、今でも寒気が走るけど、いい思い出になってる。私はやはり幸せな子供時代を過ごしたんだなあと、感謝しています。
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