今だからできるのかもしれない

10年くらい前だったかな、混乱して、辛くて、でもだれにも話せなくて、それでも誰かに話したくて、帰り道に母に電話をかけたことがありました。事情は何一つ話せなかった。大丈夫って言って電話を切ったのに、母は折り返し連絡をくれて、夕食を食べに連れて行ってくれました。辛かったことについて、母は私に何も聞かなかった。だけど、私はその夕食の時間でゆっくり重荷を下ろすことができました。
 私もああいうふうに誰かの助けになりたい。いつも、そう願っています。一緒にいたら、自分で、自分のペースで回復して行けるような、そういう時間や空間を与えられるような私になりたいって思ってるんです。
 録画したドラマを見ながら思い出しました。

Hiromi Oowada

大和田広美オフィシャルホームページ

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